還元型液体種菌は接種や保管に適した状態に加工された菌糸塊です。

【還元型液体種菌(特許取得)の特徴】

種菌の長期保管が可能

還元型液体種菌は冷蔵庫などの低温保管庫内(5℃)で製造日から2カ月程度の保管が可能です。

出荷前の事前試験により良品の選抜や不具合品の排除が可能

種菌の長期保管が可能なことを生かし、出荷前に種菌の性能試験を実施しております。還元型液体種菌製造時に製品と同じ種菌の一部を回収し、コーンコブ培地に接種を行い、発生したきのこを評価します。この事前試験の結果を基に成績優秀な種菌のみを選抜してお客様のもとへ出荷することで、芽出し不良や菌塊現象などの不具合リスクの回避が見込まれます。

培養期間の短縮が可能

液体噴霧による接種を行う一般的な液体種菌の特徴として、おがくず種菌などの固形種菌よりも菌糸接触面積が広くなるため、培養期間が短縮します。また、還元型液体種菌と専用の接種設備を用いた場合、特殊ノズルによりすべての接種孔や培地側面を狙った種菌の噴霧が可能になります。

生育期間の短縮が可能

還元型液体種菌に見られる特徴として、エノキタケでは芽出しが半日~1日早くなります。また、生育時の温度を下げて抑制することで、エノキタケの収穫量の増加が見込めます。

種菌のサイズがコンパクト

125gのエノキタケ種菌で約10,000本(4トン分)の接種が可能(接種条件:1,600倍希釈 20ml/本接種 栽培容器φ78×1,100cc コーンコブ培地)であり、国内向けの出荷では1週間分をまとめて宅配業者を介して出荷いたします。また、パッケージサイズがコンパクトなため、家庭用の冷蔵庫での保管が容易です。また、海外への種菌の出荷も実績がございます※1。
※1 輸送の際には輸出入国の法律により制限がかかる場合がございます。ご入用の際はお気軽にお問い合わせください。

その他、還元型液体種菌はエノキタケ、シイタケ、ブナシメジ、エリンギ、マッシュルーム等の様々なきのこに対応しています。

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