還元型液体種菌の接種設備

【接種機】

液体種菌を栽培容器に接種します。接種機は様々なバリエーションを取り揃えており、接種本数15,000本/日以上の生産者様向けのコンテナ一括接種型、接種本数15,000本/日未満の生産者様向けの一列接種型、小ロットの試験接種向けの一本接種型があります。当社開発ノズル(日本国特許 第5129554号)を使用することで培地内のすべての接種孔と培地側面を狙った接種が可能(図1)となり、菌糸接触面積が増えることで培養期間が短縮します。

【接種能力 16本/コンテナ換算】

コンテナ一括接種型:約9,600本/時間
1列接種型    :約4,000本/時間

図1.専用ノズルを使用した際の接種イメージ

【希釈機】

還元型液体種菌と滅菌水を無菌的に破砕した原液を種菌原液タンク内へ加え、接種に適した濃度に滅菌水で希釈します。
エノキタケ接種の場合※1、5ℓ容種菌原液タンク(原液タンク)1本使用で最大5万本接種(内容量5ℓ)、10ℓ容種菌原液タンク 1本使用で最大10万本接種(内容量10ℓ)が可能です。
※1 接種条件:1,600倍希釈 20ml/本接種 栽培容器φ78×1,100cc コーンコブ培地

①バッチ式希釈機

5ℓタンクの種菌原液を希釈機(希釈機)と接続し、プログラム制御により種菌原液を滅菌水で40ℓの希釈タンクに希釈します。40ℓの種菌タンクを2本用意することで、希釈済みのタンクを接種機と接続し接種している間に空のタンクに希釈が可能となり、接種機接続のタンクが空になったら交換し、接種機接続と種菌希釈を交互に繰り返すことで効率よく接種をすることが出来ます。

②連続式希釈機

タッチパネル制御によりボタン一つで希釈工程、蒸気殺菌工程、自動洗浄工程が自動で行えます※2。連続式希釈機に種菌原液タンクをセットし、種菌原液を連続して希釈し接種機に供給します。バッチ式と比べ、タンク交換が必要なく原液がなくなるまで断続的な摂取が可能です。
※2 パーツの付け替えなどで一部手動操作が必要になります。

③手動式希釈装置

接種本数5,000本/日の生産者様向けの希釈装置です。手動操作により、種菌原液を滅菌水で40ℓ希釈タンクに希釈します。バッチ式と同様にタンクを接種機接続と種菌希釈を交互に行うことで効率よく接種することができます。

連続式
連続式

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